2009年1月29日木曜日

2009年の日本はこうなる 日下公人 WAC


「大恐慌が来る」と騒いでいるのは、狼少年の類と言われるであろう。問題なのは、アメリカ経済の信用収縮が日本にとってどこまでの大打撃になるかどうかで、それは日本の対応にかかっている。

日本外交は、「国際社会の一員として」「国際貢献」「敗戦国日本の外交」という3つの言葉を金科玉条のように使い、各論を述べる。反論しないほうが良い。反論しても通らない。ある程度は要求をのんだほうが良い、援助をもっと配ろう、孤立してはならない。のパターンである。だから駄目だ。

いま食べている量を半分に減らせば、自給率は一挙に倍の8割になる。食料自給率はカロリーで計算しているので、休耕地で野菜をいくら作っても統計にはいらない。

石油の場合、生産とは埋蔵を確認する作業のことで、汲み出すのは生産ではなく、出荷である。今確認されている埋蔵量が40年しかもたないというのは、在庫が40年分しかないと同じ意味である。

少子高齢化の対策は、結婚させること。結婚さえしてしまえば2人は生む。ただ、結婚のハードルが現代には高すぎる。だから、同棲でも結婚と同じ権利を認めること。

日本は格差社会ではない。格差とは「あちらの人間は別の人間だ」上流階級になれるとも思っていないし、なりたいとも思わない。と言うほどの差をいう。

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