2008年9月8日月曜日

真壁昭夫 講演:今年の日本経済を読む☆


日本のバブルは1985~1989.アメリカのIT株式バブルは1995~2000.その後IT株から引き上げた資金は不動産へと流れ2006年6月まで不動産バブル。バブルとは特定の資産が上がる理屈が成り立ちこと。3~4年で3~4倍になること。・・・ITと不動産ダブルのバブルの後の調整はあと半年から1年はかかる。
バブルとの付き合い方。1、付き合わない 2、早く乗って早く降りる。(頭と尻尾はくれてやれ)
ファニーメイとフレディーマックで全米の住宅ローン債権の4割を持っていると言われている。しかも、両社ともに独立した民間企業であるにもかかわらず、その成り立ちから何かあったら政府が助けると思われていた。両社に金をかした者も安い金利で貸していた。だから、資金がジャブジャブで4割までいってしまった。(今日9月8日の日経の朝刊に「米住宅公社 政府管理に」と出ていた。公的資金注入を前提に・・・)
ちなみにデカップリング論については、中国のGDPは4割が輸出に頼っている。日本は17%短期的には依存による影響が大きいと思われる。
・日本の潜在成長率は1.5%。
・今後の円ドルは円高傾向。(ただし、協調介入の話もある)
・ベアスターンズで終わりではなさそうだ。
・日本の金利は、米国経済が弱すぎて上げられない。
・日本経済は柔構造。需要が拡大しても価格が上がらずに残業して供給を増やしちゃう。
・ヘッジファンドの決算期は3,6,9,12月。解約が出ると値段に関係なく売りに出る。45日前までに解約指示が必要。今年は8月13日に原油が大きく揺れた。次は11月半ば前。
・麻生氏はジャブジャブ論者。一時的には景気を支えるかもしれないが効果はない。
・11月にまた建築基準法が変わり構造建築士が分かれる。その影響で7月若干良くなっただけ。土地については、下がれば中国系が買いたがっている。

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