2008年7月11日金曜日

これから求められる経営戦略

成長要因の考え方が生み出す経営戦略論の移り変わり
市場戦略
1960年代●軍事用語の「戦略」が経営学に登場●この時点ではどの事業を選択するかの多角化の決定が中心
1970年代●企業の多角化が進展。多角化した事業をいかに管理するか(経営資源の配分)が重要に●PPM(ポートフォリオ・マネージメント)などが出現
競争戦略
1980年代●マイケル・ポーターが、競争に勝つ戦略論提唱①業界や市場(外部環境)の選択が重要②業界内ポジションをもとに、コストなどの何で差別化するか定めるべき③購買⇒製造⇒物流⇒販売などのバリューチェーン全体の管理で価値を生み出すという概念を出した。
1990年代●外部環境だけでなく、企業ごとの経営資源など内面の特質を考えるREV(リソースベースドビュー)の考え方登場。コアコンンピタンスなど企業能力を現す用語出現。●各企業の内部構造に踏み込んだ戦略が重要に●ビジョン重視●選択と集中と企業価値重視
戦略不在
1995年~2000年●IT・ネットバブル下の戦略混乱期●株主資本主義の台頭●選択と集中●金融工学・サービス化●経営品質とバランススコアカード
環境適応戦略
2000年~●顧客志向重視の経営●CSR経営●最適化・全体最適経営・イノベーションとプロフィットゾーンのマネジメント

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