2008年7月12日土曜日

企業の直面する経営環境

「見えない大陸」の出現に際し、見えるようになるためには、以下の4つの経済を把握し、使い分けられることが経営者には求められます。
1.ケインズ経済

有効需要創出(雇用創造)、マネーサプライ、金利操作で景気がよくなるとされていたが、ボーダーレス化の進展と共に当てはまらなくなっています。
2.ボーダーレス経済

物資、金が国境を越えて流入してくるため、たとえ景気が良くなっても失業率が改善されないまま、という現象が世界中で起きています。
3.サイバー経済

サイバースペースで商売を営む企業が、実社会で「時価」という評価を下さる時代です。
4.マルティプルズ経済

数式上の経済で全てを解明しようとする経済ですが、現在のところ人間の心理までは読めないようです。
国によって、これらへの対応度が異なります。グローバル経済への対応は主に、規制緩和、 国内経済問題へ対応、グローバルな貿易システムとの調和、国益を越えた消費者の選択等を含みます。サイバー経済への対応は、ベンチャー資本及び精神、エンジェル投資家、教育、移民対処等の要素を含みます。ただし、注意しなくてはならないのが、グローバル経済化(自由化)をしてからしか、サイバー経済への移行はありえないということです。

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