2008年6月19日木曜日

『資本論』も読む 宮沢章夫 WAVE出版


マルクスの資本論は難解極まりない。それを読むという格闘を筆者の悶絶を共感しながら辿る。これもエッセイだった。決して資本論の入門書でもやさしくわかるように説明もしてくれない。ひたすら悶絶するばかりである。マルクスの個人としての魅力が「批判の精神と文学性」として資本論に登場し、その個人の魅力が多くの国を多くの人を惑わしたと言うことかもしれない。さて、この筆者の悶絶が羨ましい。だから挑戦してみる。といっても資本論ではなく私にとって難解な本によって。私が中項目「小説も読む」とつけているのは実はこの本の影響です。

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