2008年6月4日水曜日

日経ホームビルダー 2008.3 日経BP社☆

特集「デザイン力」をつけるには
悩み(提案が顧客に伝わらない)
『普通でいいから』って見積書ばかり見てるんだ。 / 「こちらにA案、B案、C案と提案させて、その中から選ぶだけ」 / 「デザインは『こういうのがいい』と明確にイメージしてきてドンピシャの提案じゃないとまったく受け付けない」 / 「要望が細かくて・・・。白と言ってもいろんな白があるとかね」
顧客のキモチ(足りないものは何ですか?)
「シンプルモダンといったキーワードをよく耳にするが、その言葉から思い浮かべる空間のイメージは、人によってかなり幅がある。」 / 「顧客も、要望するイメージを自分の言葉で具体的に説明できる人はそう多くはない。「リーズナブルで、なおかつ安っぽく見えないように」「普遍的で飽きのこない空間に」 / 住宅のデザインに関する顧客の興味は、単に具体的なディテールなどハード面に留まらず、全体の雰囲気やその家での暮らし方といったソフト面に及んでいるようだ。/ デザインに関して『普通でいい』という顧客は多いが、納め方や仕上がりといった細かな部分まで、クオリティにはかなり厳しい判断基準を持っている。
対策
あえて低めの天上で”広がり”を / 段差が空間を生かすことも / 照明器具を隠すと落ち着く / 窓を減らして光にメリハリ/収納をあちこち作らない/家具を顧客任せにしない / 既製品の寸法にとらわれない / 車庫など外部も一緒に考える / 温熱環境もデザインのうち / いいデザインは目立たない

テレビで”エコかっこいい”という言葉を聴きました。エコという概念自体がデザインのかっこよさに影響を及ぼすという新鮮さを感じました。顧客の価値観を共有し具体的な生活に転換できる媒体としての家がデザインされれば良いのかななんて思いました。

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