2008年12月19日金曜日

帰化日本人 だから解る日本人の美点・弱点 黄文雄+呉善花+石平 李白社 フォレスト出版 教育


呉:国連人種差別撤廃委員会(CRED)は2008年8月に、韓国は単一民族や血統を強調する教育をしているが、これは「人種差別につながるので、政府は適切な措置をとるべきだ」と勧告しています。パク・チョルヒ京仁教育大学教授は~~~「小学校の教科書には、民族文化の優秀性を強調するために他民族をけなす記述が多い。とくに、日本人は文化的に我々よりも劣等だと一貫して記述されている」

石:毛沢東が実際にやったのは近代教育ではなく反近代教育でした。もっと正確にいえば、毛沢東がやったのは何ら教育ではなく、個人的に自分の思想を植え付けるために教育を道具として使ったということです。~~~彼が一番いいたいことは、文字すら読めない無知なる農民が一番偉いということです。ようするに、彼が目指したのは愚民教育なんですよ。

黄:反日教育は中国や韓国では絶大な効果を生み出したわけですが、台湾の反日教育はあまり効果を生みませんでしたね。なぜかというと、学校で反日教育を受けても、家に帰ってから修正されるメカニズムがあるからです。親の世代が、我々の過去の経験からすれば、学校で教えていることは違うと修正していくんです。

石:日本の教育の問題点としては、伝統文化を教えないことを第一にあげたいと思います。次に、問題としたいのは、戦前に日本はいかに悪いことをしたかという観点の教育です。~~~まだあります。それは、世の中の厳しさというものを、ほとんど教えていないということです。~~~世界に対してなんて甘い幻想をもっているんだろうと感じることがたびたびです。最も典型的な幻想は、平和幻想でしょうね。もちろん、世界は平和であることが望ましい。しかし、若い人たちの間に支配的にあるのは、平和、平和と叫べば、あるいは念仏のように平和、平和と唱えれば、この世の中は平和になるという幻想なんですね。~~~他の国が攻めてきたらどうするんですか。この調子だと両手を上げて降伏する以外にないわけです。

このほかに、道徳、食事、風習、夢の章があります。

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