2008年5月30日金曜日

世界一やさしい 問題解決の授業 渡辺健介 ダイヤモンド社


 1限目 そもそも問題解決って?「現状の理解」「原因の特定」「打ち手の決定」「実行」の繰り返し。(分解の木)なぜを繰り返し問いかけていくことで、原因が具体的に見えてくるのです。1、モレと重複なく探す。2、幅広くアイディアを洗い出す。
 2限目 (課題分析シート)原因を見極める…「具体的な課題は何か」「現時点での仮説とその根拠は何か」「仮説を確かめるには、どんな情報を集めて分析する必要があるのか」を明確にすると問題解決の確率が上がる。(マトリックス)最適な打ち手を選択する・・・縦横に軸のあるマトリックス上にポイントする。例えば、縦軸は効果、横軸は実行のしやすさ。そして効果の高いものを実行しやすくする方法を考える。・・・打ち手が決まれば、スケジュールを納期から逆算して決める。⇒仮説と結果を比較する。
 3限目 目標を達成する
この本は確かにやさしい言葉で例えのお話を中心に進みます。コンサルティング会社に勤務していた筆者が具体的に考える手順を教えます。書いてあることは当たり前のことかもしれませんが、立ち返るには良いかもしれません。

2008年5月29日木曜日

間取りの手帳 remix 佐藤和歌子 ちくま文庫


 最近出版した本ではありませんが、私が最近出会った本です。著者に怒られるかも知れませんが、広く一般の方に勧めるべきものではないと思います。ただし、実在する不動産の平面図を見てその生活を想像するのは楽しいのです。間取りの魅力満載です。様々な制約や智恵の結晶たる間取りに短いコメントを付けるという発想に影響されました。
 私にも出来るかと思いアパートマンション情報を手に入れて睨んでみました。たしかに面白い間取りや、配置、不思議な空間や間仕切りを見つけることもできましたが、コメントを付けるとなるとしっくりしたものが思いつきません。当たり前ですよね。プロ(著者)のキャッチコピー能力はやってみて再確認しました。
 

2008年5月28日水曜日

YKKap単体 経常益は2億

YKKは、2008年5月23日、2008年3月期の経営成績を発表した。連結売上高は672,644百万円。営業利益39,642百万円。経常利益は34,251百万円。最終損益は制裁金24,200百万円など特別損益に計上し▲6,925百万円となった。
YKKap単体2008年3月期売上高343,258百万円 営業利益1,545百万円 経常利益198百万円 
YKKapグループ国内2008年3月期住宅建材売上高2,177億円営業利益2億円(LM通信)

2008年5月27日火曜日

ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛

『ナルニア国物語』(なるにあこく・ものがたり/原題:The Chronicles of Narnia)は、イギリスの文学者C.S.ルイスの子供向け小説(全7巻)を総称して指す。1950年~1956年刊。英米児童文学第三の黄金期というべき1950年代にイギリスのGeoffry Bles社、他よりポーリン・ベインズの挿絵をつけて上梓された。(Wikipedia)
作中時代背景・・・(第1章)1940年(第2章)1941年
第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん World War II)は、1939年から1945年にかけて連合国と枢軸国の二つの陣営で行われた人類史上二度目の世界大戦。主な戦場はヨーロッパ戦線とアジア・太平洋戦線の二つ。9月1日の早朝に、(ポーランド侵攻)が行われ、これを受けてイギリスとフランスは、2週間前に結んだポーランドとの相互援助条約に基づき9月3日にドイツに宣戦布告し、ここに第二次世界大戦が勃発することとなった。・・・ヨーロッパ大陸から連合国軍を追い出し勢いをつけたドイツは、当面の最大の敵であるイギリス本土への上陸を目指した。この頃イギリス政府は、ドイツ軍の上陸と占領に備え、王室と政府をカナダへ撤退する準備を開始するとともに、ドイツ軍による市街地爆撃の激化に対応し学童疎開を本格化させる。(Wikipedia)
 疎開がきっかけで大きな衣装箪笥の扉の奥がナルニアへとつながることを知る。(第1章)今回の第2章はイギリスにおいては1年後の話であるが、ナルニアにおいては1000年以上経ってしまっている。ナルニア人はテルマール人によって支配され一般的には駆逐されたと思われている。ある日、王位を狙う叔父から逃げるカスピアン王子が森に逃げ込んだ。そこでナルニア人に助けられる。ナルニアとの共存を条件に王子の王位奪還のためにナルニア人たちは立ち上がる。4人の兄弟も伝説の人物として角笛によって呼び寄せられる。

 船橋ららぽーとhttp://lalacan.jp/newopen/でこの映画を見たのですが、南館の新装開店のせいで大賑わい。映画自体はさほど混んでいませんでしたが、あいにくの雨にもかかわらず朝からクリスピードーナッツ屋は大行列。(プレオープンに妻が買ってきていたので今回はスルー)。洋服屋さんも若い子たちでいっぱいでした。
 今回はカスピアン王子役のベン・バーンズがかっこいい!と妻が言っております。たまには、映画館もいいものです。 

2008年5月26日月曜日

鴨川ホルモー 万城目学 産業編集センター☆


 「鹿男あをによし」の流れで同じ作者の本を読んでみたくなりました。今度のホルモーってなんだ?胡散臭いぞ。実に胡散臭い。読んで見ないと説明できませんがこれがとても怪しげで魅力的なゲームなんです。字を読むというより絵を読む感覚の文章で読みやくい。そして面白い。今回舞台は京都です。奈良への思いはノスタルジーでしたが、京都は行ってみたい、住んでみたいの憧れになりました。どうやら、鹿男はドラマ化されましたが、ホルモーは映画化するらしいのです。情報までですがタイトルにリンクしました。

2008年5月23日金曜日

真壁昭夫 日本経済の行方と金融市場動向を聞いて

2008.5.22
信州大学経済学部教授 真壁昭夫氏の講演にいきました。
 米国株価の推移を見ながら…1995年~2000年頃米国はITバブルだった。バブルは3~5年位の間に価格が3倍位になることを言う。ITバブルと言うのは株式のバブルでIT関連といえば株価が上がった。2000年8月ごろインテルショックをきっかけに株価が下がり始めた。(日本はバブルの終わらせ方として金利を上げたが、米国はここで金利を下げた)そして、米国では株価バブルから住宅バブルへと移行した。住宅が上がるからお金が無い人でも貸し込んで上がったところで売らせれば良かった。ところが住宅価格が下がり始めると途端に立ち行かなくなる。日本の銀行は住宅ローンは満期まで大体銀行が管理するが、米国は金融商品として販売した。その信用力の低い住宅ローンの破綻がサブプライムローン問題だ。ただし、市場にはまだ資金がジャブジャブある。その資金はどこに行くか。天然資源だ。石油だ。ということで資源国はバブルに沸いている。サブプライムローン問題はまだ解決できていない。B/Sの調整は時間がかかる。資産が下がっても負債は減らない。米国は立ち直るのに早くて今年いっぱい、それ以上かかるだろう。さらに欧州の銀行は大手ですら処理しきれていない。
 日本のGDPは約500兆円。その内個人消費は約60%、設備投資は約15%で合わせて75%。米国はGDPの70%が個人消費。住宅ローンが苦しくてガソリンが上がっている。消費の冷え込みは避けられない。米国の減税は日本と違って直接小切手が送りつけられる。米国人はすぐ使うだろうから多少は意味があるかもしれないが明るくは無い。
 ちなみに米国が景気が悪いならば中国があるさという話もある。たしかに日本の高度経済成長期の期間、成長率から考えてもう10年位は長期的には高成長が続くだろう。(一人っ子政策で人口分布がアンバランスになる時期は不安要素)高成長を続けなければ政府ももたないという事情もある。しかし、中国のGDPに対して輸出の比率は日本より高く30%もあり、多くは対米輸出だ。米国の個人消費のかげりが影響しないはずは無い。
 欧州経済は月に例えられる。自ら光るわけではない。さらに、フランス、スペインの土地バブルに対して金利政策はユーロで行うので各国で対応できない。東欧の成長が頼りだ。
 第一次オイルショック以前は1バレル4ドルだった石油が今は1バレル130ドルだ。石油はずっと基軸通貨ドルで取引されてきた。覇権国の通過が基軸通貨だ。もし産油国がドル建て以外で石油の取引をするとすれば、ドルは大暴落を起こす。基軸通貨プレミアが取れるからだ。
米国のGDP2008第一四半期は実質マイナス成長(成長率+0.6 在庫+1.0 実質-0.4)。
中国は北京オリンピックが終わった頃、食料輸入価格を下げる為に政府が容認するので、元の切り上げを行うだろう。
 日本は人口減、少子高齢化で魅力の無い国になっている。お客様に喜ばれ、人の真似のできない仕事をするしか生き残る方法はない。

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わったⅠ 香取貴信 こう書房

アマゾンさんの画像をつかっています。

2年くらい前にトステムさんに薦められて読みました。一人の不良が夢と魔法の王国でアルバイトをしながら成長する話です。と言っても自然に成長するわけではなく、王国の先輩、上司が育てるべく育て、香取氏は育つべくして育ったのです。

私が社会人最初の上司に会う機会がありました。その時、勉強会で香取氏を呼んだらとても話し方が良くて聞かせるよと教えてくれました。そう言えば、この本を読んで感動したことを思い出しました。

2008年5月22日木曜日

鹿男あをによし 万城目学 幻冬舎☆


「言わずと知れた」で宜しいでしょうか?テレビドラマになったので話題になりました。私は社会人になってすぐの頃奈良県に住んでいました。橿原というところです。そして営業エリアが奈良市内、世界でもっとも世界遺産の集中している地区でした。そんなことでノスタルジックな気持ちでドラマを見ていました。そして原作に手をだしたと言うわけです。それまで殆ど小説は読んでいませんでした。(司馬遼太郎は読んでいましたが)役に立たないと思っていたからです。でも、これは面白かった。旭硝子の工場のある鹿島神宮と奈良県の春日大社その共通点は鹿であることは以前から知っていましたがまさかこんな話でつながるとはでした。娯楽以外の何者でもありませんが、私を小説も読ませるきっかけを作った本です。