2007年11月12日月曜日

改正建築基準法を整理してみよう2☆

出典:n・a-view 2007 autumn vol.438 平澤和弘

建築確認審査方法の厳格化
建築確認の審査方法及び中間検査、完了検査方法の指針を策定し、審査、検査の実施を行う。

この厳格化により、従来常識的に行われてきたことを見直す必要が生じ、混乱の要因ともなっている。

例えば、大臣認定を取得した建材を使用する場合、今までであれば認定番号を明記するだけで確認審査を受けることができたが、厳密に法律をみると大臣の根拠となっている資料などを添付しなくてはならないとなっている。

さらに、厳格化を進めるに当たって策定された指針では誤記や記載漏れなどを除き図書の差し替えや訂正がある場合には再申請を求めている。つまり、申請図書の補正を認めないということだ。

従来建築主事などが申請者に補正をさせた上で確認をおろすという慣行があり、審査の段階でアドバイスを行うことが日常的に行われていた。

また建築確認を受けた後の計画変更についても同様で、軽微な変更を除いて計画変更の確認を受けてから工事を進めることが徹底される。

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