2009年4月7日火曜日

テンペスト 池上永一 角川グループパブリッシング ☆



舞台は琉球王国。日本の開国の直前から始まる。
薩摩の実質支配下にあり、清国との冊封体制をとっている琉球は武力を持てない。
武力を持てない琉球は、政治交渉力と美意識を高め王国の存続を維持していた。

主人公は真鶴という大変優秀で大変美しい女の子。
真鶴は抑えきれない頭脳を国のために役立てるべく、宦官に成りすまし王宮にあがる。

優秀な官僚の世界、王宮の女の世界、琉球を支える宗教の世界。

波乱万丈の物語…一言にすると陳腐だなぁ。

沖縄に行きたくなると同時に、琉球文化を再び蘇らせることは日本の観光産業に良いと感じた。

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